かまってちゃんとは?

「かまってちゃん」とは、とにかく誰かにかまってもらいたい人(※以下、TDK)人を指します。
一言でいうと極度の寂しがり屋で常に誰かに相手にしてもらいたくて仕方がない人のことです。

とにかく誰かにかまってもらいたい人をTDKとは、よく言ったもんだな。
人は通常寂しくても我慢できたりしますが、TDKは常に人から注目されたい願望が強く相手の注目を浴びるためなら、どんな行動でも起こすのが特徴です。

甘く見るとひどい目に遭うわよ。
また、周りがかまってくれない場合は嘘をついたり話を盛ったりしてネタを作り注意をひくような行動に出たりします。

病気ではなく特性といった方が正確かもしれません。
近年、精神科医の世界ではこれをボーダーライン・パーソナリティー障害(BPD)と呼んでいるようです。ボーダーラインとは境界という意味で、精神病と神経症の境界にある人を指します。
TDKは承認欲求が人一倍強い

とにかく認めてもらいたいのか・・・
人間には本来、「自分は大切な人と思われたい」「自身の考えを理解してもらいたい」など、周りの人から認めてもらいたい欲求があります。
これを承認欲求と言います。
この承認欲求は誰しもが持つ自然な欲求ですが、TDKはこの欲求が人一倍強いのが特徴です。
TDKは自身の存在をアピールしまくる

自身をアピールしまくるのか・・・
TDKは周りの人から自身の価値を認められることで初めてやすらぎを感じます。
そのことによりTDKは一種の悦びを覚えるため、自分の存在を必要以上にアピールしようとするのです。
TDKは極度の寂しがり
そのかわりTDKはひとりぼっちになることを極度に恐れる寂しがり屋です。
TDKは常に誰かがそばにいないと落ち着かず、ときに精神が不安定になることもあるほどです。

誰かがそばに居ないと精神不安定になります。
職場では、職務遂行はそっちのけで常にだれかと他愛もない話をしたり、みんなでワイワイ騒ぎながら業務を進める部署を求めます。
ボーダーライン・パーソナリティー障害(BPD)かも?
もし、TDKの言動がどんどんエスカレートしてきたり、考え方が「怖い」と思うような偏りが感じたりしたら、精神的な病気が潜んでいる恐れがあるでしょう。
ボーダーライン・パーソナリティー障害(境界性パーソナリティー障害)とは、もともと精神科医のあいだで「精神病と神経症との境界にある状態」という意味で用いられた言葉です。
統計によると近年、BPD患者が増えており精神科医では「ボーダー」と呼ばれているようです。
TDKの特徴は?

人は本来、承認欲求があることは先に説明しましたが、TDKの場合特にどのような特徴があるのか見てみましょう。
嘘をついたりストーリーを勝手に作る
TDKはわざと話を大げさにする傾向があります。
TDKは相手がその会話に興味のないことに気付くと、話をどんどん大きく盛ったり勝手にストーリーを変えたりします。

脚色する訳だね。
TDKは会話の最中は相手の反応を常に見ており、相手が驚いたり興味を示すと安心し、相手の反応が薄い場合は嘘をついたりその場に居ないひとの悪口を平気で言います。
体調が悪いなど気を引くアピール
TDKは周囲から注目されたいため、体調が悪いアピールを頻繁に繰り返したりします。

体調不良を訴え気を引く訳ですね。
実際、体の具合が悪いのかどうかは分かりませんがTDKは相手のリアクションを期待したりします。
特に職場では、周りから優しい言葉をかけられたいがためにこのように体調不良を訴えたり、わざとらしくつぶやいたりして気を引こうとします。
SNSで自身をアピール
TDKの特徴として、SNSを頻繁に更新し自身の考え方に共感・共鳴してくれる人を探したりします。
他者からコメントがあればコメント返しを何度も繰り返しまた誰かに絡んでもらえるのを待ちます。

昼夜問わず発信、長文メールには要注意です。

執拗なLINEやメール攻勢には無視するのが一番です。
文章の特徴は長文の愚痴やネガティブ発言を載せ、肝心な内容になればぼかして「え?どういうこと」と見る人が気になるような写真をアップしたりします。
自己肯定感が低い
自己肯定感とは、ひとことで言うと自分で自分が価値ある存在だと認めてあげることです。

うーん、難しいな。
自分が受け入れられない自己肯定感の低いTDKは、人に評価してもらわないと不安な気持ちになるという特徴があります。

常に気にかけてもらわないとダメなのね。
TDKは自身が他人から肯定されたり、気にかけてもらったりすることで気持ちの安定性を保っているのです。
傾向的に依存体質
TDKは他人に依存せずにはいられない体質であるのが特徴です。

結局そこか。

結局そこなのね。
TDKは成長過程で何かが原因で心の発達が妨げられた結果、甘えや依存度の強い大人になってしまったといえるでしょう。
先にも説明しましたが、常にだれかが周りに居ないと不安を感じるのと同じく誰かに依存しなければ精神的に落ち着かないということなのです。
ターゲットにされやすい人はどんな人?

TDKのターゲットになってしまうと、昼夜問わず四六時中「TDK(とにかく誰かにかまってもらいたい)攻撃」がはじまります。実際のところ、TDKがターゲットとする相手はどのようなタイプでしょうか?
人当たりの良い人
TDKのターゲットになりやすいのは、人当たりの良い人です。特に話の聞き手に回るような人はTDKにとって格好のターゲットとなります。

聞き手に回る人はターゲットになりやすいです。
ハッキリ自分の考えを言えなかったり、ついついTDKの話に相槌を打ったりすればどんどん深く入り込んできます。
誰とでも仲良くなれる人
誰とでも仲良くできる人もTDKのターゲットになりやすいです。

TDKはそのような人を自分の中で理想の人物と勝手に判断します。
誰とでも仲良くできる人は、人付き合いにおいて相手を尊重し否定よりも肯定から入るタイプの人が多いからです。
このようなタイプの人は、人を遠ざけたり区別することなく誰とでも分け隔てなく接するので、TDKも近づきやすいといえるでしょう。
怒りっぽい人
怒りっぽい人もTDKのターゲットになることがあります。

怒るということは自分にエネルギーが向いている証拠であると悦びを覚えます。
怒られることより、敢えて相手を怒らせることによって相手の気持ちが自身に向くことを期待するのです。
TDKは怒りっぽい人や理屈っぽい人をわざと選び心理的な挑発を行ったりします。
この場合、TDKは相手の表情や声のトーンを常にチェックしその状況に応じてアプローチの方法を模索しています。
TDKの対処法は?

友達の場合の対処法
- 素直に褒めるところは褒める
- SNSは基本的に無視か既読スルー
- 適当な距離を常に保つ
異性の場合の対処法
- 良いところを伸ばせてあげる
- レスポンスは早めに
- 悪い点ははっきり伝える
職場での対処法
- 近寄りにくい雰囲気を作る
- 話は必要最小限にとどめる
- 相手に距離を詰めさせない
まとめ
いかがでしたでしょうか、今回は「とにかく誰かにかまってもらいたい人があなたの職場に居たら?対処方は?」について触れてみました。
TDKの対応方法は友人、異性、職場かによって適切な対応の方法は異なります。
TDKが異性の場合はまず良いところは伸ばしてあげながら、時には悪い点をはっきり伝えてあげることも大切です。
友人・職場の場合、話しは必要最小限にとどめ一定の距離を保つことが肝心です。
SNSによるアピール攻勢に関しては基本的に無視することが一番です。
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