旧統一協会に日本がコントロールされている? 政治家との関係は? | Mayfair

旧統一協会に日本がコントロールされている? 政治家との関係は?

エンタメ・スポーツ

2022年7月、安倍元首相が凶弾に倒れ「旧統一教会」と政治家との関係が表面化しています。


教団の関連イベントでのスピーチや選挙運動を手伝ってもらったりした政治家たちのリストが次々に明るみに。

いったいこの国はどうなっているのか。

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旧統一教会と政治家の関係

防衛大臣が?

安倍元総理大臣が死亡した銃撃事件を起こした山上容疑者は、「旧統一教会」の信者である母親が多額の寄付により家庭生活がめちゃくちゃになった」「協会を恨んでいる」と供述しています。

報道でも明らかになっている通り安倍元総理大臣の実の弟の岸防衛大臣は、旧統一教会のメンバーが自らの選挙運動を手伝っていたことが判明されました。

旧統一教会の皆さんは、何人かは存じ上げている。おつきあいもあり、選挙の際もお手伝いいただいた。電話作戦など、ボランティアでお手伝いいただいたケースはあると思う。旧統一教会に手伝ってもらったというよりは、旧統一教会のメンバーに、ボランティアでお力をいただいたということだ。選挙なので、支援者を多く集めることは必要なことだと思っている

7/26 岸防衛大臣 記者会見

国家公安委員長が?

二之湯国家公安委員長は、旧統一教会の関連団体のイベントで、2018年に京都府実行委員会の委員長を務めたことを明らかにしている。

平和の祭典という趣旨だったので名前を貸したのであり、旧統一教会の会員ではないし、どういう教義を持って活動しているのか分からない。私は議員活動はもうしていないので、そういう関係は自然と消滅していくのではないか

8/2 二之湯国家公安委員長 記者会見

井上議員も?

自民党の井上義行参議院議員は、先の参議院選挙で統一教会からの支援を受けたのではないかと指摘されている。

信徒ではなく、私の政策に賛同を得られたことから、一般的に『賛同会員』と呼ばれている。選挙は、推薦団体が増えたこと、安倍元総理大臣の支援、世界平和統一家庭連合の企画などを通じた呼びかけなど、応援していただいたすべての方々の結果だと思っており、感謝している

自民党の井上義行参議院議員コメント

その他こんな人も?

末松文部科学大臣は、事務所によると、去年とおととし、それぞれ旧統一教会の関係者がパーティー券4万円分を購入。

また、野田少子化担当大臣は、旧統一教会の関連団体が共催したシンポジウムに、去年、秘書が出席していました。

立憲民主党や日本維新の会の議員の中にも、旧統一教会主催のイベントに祝電を送ったり、関連団体のイベントに出席していたと報道されています。

政治家と教会の関係は双方にメリット?

どんなメリット?

宗教と政治の関係を研究している上越教育大学の塚田穂高准教授は、政治家と旧統一教会の関係はそれぞれにメリットがあると指摘する。

政治家

教団の信者らが選挙の運動員として派遣されてきたことが大きい
票田として特定候補者に最大で数万票を積むという役割も果たしていた
政策面での支持や提言もあった

教団側

自分たちの活動が認められているというお墨付
対外的には広告塔にもなりうる
教団への捜査や追及の手から守ってもらう

選挙協力や票集めとして

旧統一教会と政治との関係についていわゆる“宗教2世”に話を聞くことができた。

両親が旧統一教会の信者だったという女性は選挙カーで投票を呼びかける“ウグイス嬢“として動員されたと証言しています。

当時はそうした協力を疑問に思うことはなかったとのこと。

私自身、約20年前~10年ほど前までウグイス嬢としてたくさんの国政選挙に行きました。旧統一教会の関連団体からの指示のもと、当たり前のように信者が選挙応援に行っている状態でした。自分の意志で応援しているというよりも、ほとんど義務感で行き始めて、途中からは行くのが当たり前のようになっていました

この女性は旧統一教会と政治との関係は選挙の協力だけではなく、国会議員を日常的に支える仕事にも協力したとの証言をしています。

教団側から信者を秘書として国会議員側に送り込むこともありました。国会議員からしてみれば、教団側に頼むだけで真面目に仕事をして、大卒で英語もできるレベルの人が来るからということで、『君も頼みなよ』と議員から議員にと紹介する形だったと聞いています

つまり、統一教会の協力なしではもはや選挙には勝てない、統一教会の協力なしでは議員の日常の「仕事」をすることができないとの構図がありました。

共通認識に違和感を持った一部議員もいた

「選挙への協力は当たり前」という旧統一教会の空気に違和感を持ったという2世の男性もいる。

男性は、旧統一教会の支部の役職者から送られてきたメッセージを見せてくれた。

そこには、特定の候補者に投票するよう求める内容が記されていた。

一人でも多く〇〇先生に投票してくださいと、あとは周りの知人とかにも投票をお願いしてくださいという旨が書いてあります。これまでの別の選挙でも、教会全体として今回はこの候補を応援しましょうと、特定の人や党を応援するということは、今までもよくありました。信者たちは『とりあえず教会が“この人に入れろ”って言ってるから入れておくか』みたいな感じで。それって本来あるべき選挙の姿とはちょっと違うのかなと感じています。本来なら自分の頭で誰に入れるべきなのかを考える機会があるはずだと思うんですけど。自分で考える機会を奪われているというのはあるのかなと思います

報道によると、旧統一教会の2世たちの多くが今回の選挙で同じように特定の候補者への投票を呼びかけられていたこともわかりました。

一刻もはやく関係を断つ必要がある

関係を絶つ必要がある

立命館大学の上久保誠人教授は旧統一教会が反社会的行動を取ってきたことについてコメントしている。

霊感商法”などで社会的に問題となった団体と関わることで、教団に社会的な信用を与えているというのが問題だ。被害者もたくさんいる中で、結果として教団を助けることになっている。反社会的行動をしていた団体であるということが重要で、政治家は関係をうやむやにするのではなく、断つ必要がある

1980年代にあれほど世間を騒がせ、その資金集めが社会問題になったにも関わらず今日に至るまで何ら対策を講じなかった理由は一体何だったのであろうか。

政治と宗教の関係

「旧統一教会との関係、切れない政治家は退場を」山本太郎氏 | 毎日新聞
旧統一教会と政治の関係を巡り、れいわ新選組の山本太郎代表は3日、国会内で記者団に「ここと距離を置かない政治なんてあり得ない。これだけの多くの被害者を生み出して、この国に生きる人々からしぼりとったおカネ、かすめとったおカネ、だまして奪い取った...

立命館大学の上久保教授は、政治家個人が旧統一教会との関係を絶つためどのようにすべきかコメントを寄せています。

特に関係した議員が多い自民党は、首相や党の幹部がリーダーシップをとって、一人一人の議員に検証や説明をきちんとさせて関係性を正すことが重要だ。また、国会で徹底的に議論に応じるべきだ。地方議会から国会に至るまで追及されなければならない


まとめ

いかがでしょうか。今回は旧統一教会と政治家との関係について触れてみました。

日本はもはや旧統一教会によりコントロールされているのではないか・・・そんな気がして止みません。

議員たちは一日も早くこの関係に決別し、日本の将来を真剣に考えて頂きたいものであります。

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