新型コロナウィルスが猛威を振るう中、日本の経済は引き続き沈滞ムードが続いています。
コロナ云々という前に日本経済は過去30年間成長が鈍く、かつて世界ナンバーワンと言われた日本の経済競争力も今や昔の話となりました。
諸外国が成長する中、日本はこの30年間一体何をしてきたのでしょうか。
今回は気になる日本の未来について徹底予想している本を紹介します。
大下流国家~「オワコン日本」の現在地
見出しに書いてある通り、この本のタイトルは大下流国家~「オワコン日本」の現在地です。
なんとも衝撃的なタイトルですね。
著者は三浦 展(みうら あつし)さんで1958年9月28日 新潟県糸魚川市生まれです。
三浦展さんの肩書はマーケティング・アナリスト、消費社会研究家、評論家です。
三浦展さんは現在コンサルティング会社、株式会社カルチャースタディーズ研究所の代表取締役を務めております。
三浦展の経歴
新潟県出身
三浦展さんは新潟県の糸魚川市三和村出身で、新潟大学教育学部付属高田小学校、中学校を卒業し、新潟県立高田高等学校に入学しました。
新潟県立高田高等学校を卒業後、一ツ橋大学に入学され1982年に卒業しました。
大学卒業後はパルコに入社し、マーケティング雑誌を担当され入社4年目に雑誌「アクロス」の編集長になりました。
1990年にはパルコを退職、三菱総合研究所に入所され主任研究員から室長代理の職に就き、1999年に独立され株式会社カルチャースタディーズ研究所を設立しました。
代表的な著書
三浦展さんはマーケティング調査、商品企画などを行うほか、家族、都市問題を独自の視点で捉え、「下流社会」(80万部のベストセラー)や「ファストフード化する日本」、「下流大学が日本を滅ぼす!」などの本を出版しています。
様々な役職を兼務
三浦展さんの主な役職を紹介します。
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科兼任講師
信州大学大学院非常勤講師
京都造形芸術大学非常勤講師
都留文科大学講師
国際日本文化センター共同研究員
内閣官房内政審議室少子化問題有識者会議委員
経済企画庁生活ビジョン研究会委員
労働省職業情報検討会委員
東京都青少年問題協議会委員
神奈川県住宅供給公社集合住宅開発研究会委員
財団法人セゾン現代美術館評議員
作品について
大下流国家~「オワコン日本」の現在地
この作品は人口、GDP、賃金、論文数、ジェンダー平等、メディアなど、あらゆる指標で諸外国に比べ停滞・衰退を隠せない日本の現状とその原因を鋭く分析しています。
バブル経済の華やかな時代はとうに終わり、世界での大きなプレゼンスが過去のものになりつつある今、日本ほ庶民は何を求めて毎日を暮らしているのかを書いています。
最新の調査で判明したのは、日本人はささやかな幸福への願望と社会に対する不満が減少傾向にあること、それと無関心でした。
また、作品中には長期にわたった安倍政権に対する評価からも見えてくる「日本の現在地」を徹底分析しています。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は大下流国家~「オワコン日本」の現在地と著者三浦展さんについて触れてみました。
日本は今や国際競争力が著しく低下し、あらゆる指標で諸外国に比べ停滞・衰退を隠せない国家になりました。
バブル経済崩壊以降、サラリーマンの給料がほとんど上がっていないのを見ても納得できますね。
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