サンゴ礁が元気に育つ環境は?白化現象が深刻化?

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サンゴ礁といえば南太平洋のような温かくきれいな海を想像しますね。近年は地球の温暖化や環境の変化でサンゴ礁が白化する深刻な現象が起こっています。今回はサンゴ礁が育ちやすい環境と白化する原因と対策などをまとめてみました。

 

サンゴ礁が育つ環境を知ろう!

 

サンゴ礁が元気に育つ条件は?

lpittman / Pixabay

サンゴ礁は赤道を中心に北緯30度から南緯30度に分布し、水温は25度から30度の温かい海に育ちます。

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特に水深20メートルより浅場の澄んだ海水を最も好み、水深50メートルほどの深さまで育ちます。

サンゴ礁が育つ海は太平洋、大西洋、インド洋の西側です。

その理由は赤道付近の貿易風により西向きの暖流が発生するからです。

 

サンゴ礁はどんな生き物?

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サンゴ礁は見た感じが植物と思ってしまいますが実は動物でイソギンチャクやクラゲの仲間で刺胞動物に分類されます。

サンゴは動物ですが、光合成をする植物としての性質と、石灰質で鉱物としての性質を持つ面白い生き物です。

サンゴ礁は生きている群体の下に石灰質の骨格を作り成長とともに骨格が大きくなります。

 

 

サンゴ礁の運命共同体は?

 

サンゴ礁にとって褐虫藻は運命共同体

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サンゴ礁は体の中に褐虫藻という小さな藻をたくさん蓄えています。

褐虫藻は植物プランクトンの一種でサンゴ礁と共生することでサンゴ礁から二酸化炭素をもらっています。

褐虫藻はサンゴ礁にもらった二酸化炭素をもとに光合成を行い酸素や栄養素を放ち、サンゴはそれをエネルギーとして育つわけです。

サンゴ礁と褐虫藻は切っても切れない運命共同体なのです。

 

運命共同体がいなくなると?

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サンゴ礁が放つ美しい色彩は、実はサンゴ礁自体に色がなく運命共同体である褐虫藻のおかげできれいな色を出しているといわれています。

褐虫藻がいることできれいな色合いを保つサンゴ礁ですが、褐虫藻がいなくなればサンゴ礁は酸素と栄養素を吸収できなくなりやがて死んでしまいます。

 

 

 

深刻化するサンゴ礁の白化現象とは?

 

サンゴ礁が白化する原因とは?

近年問題になっているサンゴ礁の白化現象とは名前の通りサンゴ礁が白くなってしまう状態のことです。

サンゴ礁の白化現象はサンゴ礁にとって共存しなければならない褐虫藻がいなくなってしまった状態です。

褐虫藻を失ってしまったサンゴ礁は白い骨格が見えて白く見えるため白化現象と呼びます。

環境が回復すれば褐虫藻はサンゴ礁に戻り元気な姿に回復しますが、そうでない場合は褐虫藻の光合成を受けることができなくなりいずれ死んでしまいます。

 

褐虫藻がいなくなってしまう主な原因は3つ

・地球の温暖化による影響
・水質汚染などによる環境変化
・自然災害によるもの

 

地球の温暖化による影響

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近年の地球温暖化により海の生態が少しずつ変化し日本でも東京湾で南洋の魚が発見されたり漁業に於いて例年一定量の魚が数年間水揚げされなかったりしています。

この地球温暖化はサンゴ礁にも当然影響を与えています。

水温の上昇は水中のプランクトンが増えサンゴ礁と共生している褐虫藻が光合成できなくなり、光合成に適している新たな場所を求めサンゴ礁から離れていきます。

褐虫藻のいないサンゴ礁は生きていけなくなり白化現象を起こし死んでしまうことになります。

 

水質汚染による環境変化

1960年~70年の日本で起こった水質汚染問題は月日をかけ徐々に解消され以前に比べ日本の海は美しさを取り戻しました。

しかし、日本の海はまだまだ本来の美しさとは程遠くゴミや生活排水などがそのまま海に流れているのも事実です。

サンゴ礁が元気に育つ環境として水質は非常に大切な要素です。

水質汚染が起こるとサンゴ礁はストレスを感じ共生している褐虫藻を追い払ってしまい、その結果白化現象に繫がりサンゴ礁は生きていけなくなります。

 

自然災害によるもの

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地震や台風、森林火災などの自然現象もサンゴ礁に深刻な影響を与えます。

サンゴ礁は水温と水質にとても敏感な生き物です。

たとえ陸地で起こった自然災害でも淡水や土砂などが海に流れ込んだりします。

これらもサンゴ礁にとってはストレスとなり共生している褐虫藻を追い出すことになりサンゴ礁の白化現象へと繋がります。

地震と台風の多い日本のサンゴ礁が生息する海では少なからずその影響により白化現象が起こっているようです。

 

サンゴ礁白化現象の対策は?

何から取り組めばいいの?

サンゴ礁の白化現象が起こる原因として、先に説明したように地球温暖化、水質汚染、自然災害です。

これらを総合するとサンゴ礁の白化現象はどうやら私たち人間にその原因があるように思われますね。

サンゴ礁に限っただけではなく地球が人類に与えてくれた美しい自然を守り次世代に譲るのも私たちの使命ではないでしょうか。

私たち一人ひとりの努力が地球温暖化、水質汚染、自然災害を止めることができサンゴ礁が生息する美しい海を維持することができるはずです。

 

地球温暖化阻止は全人類のテーマです!

RescueWarrior / Pixabay

地球温暖化は私たち人間の暮らしによって二酸化炭素が増えることから起きます。

20世紀以降、地球上の国々は二酸化炭素の発生のもとであるは自動車や航空機の排気ガスや石油、天然ガスを大量に燃やしてきました。

またエアコンの室外機をはじめとする温室効果ガスも地球温暖化に拍車をかけています。

近年地球温暖化問題に世界の国々で取り組むことにより、一定の成果があがっていますが私たち一人ひとりの努力も忘れてはなりません。

 

海洋酸性化も大きな脅威?

solart / Pixabay

サンゴ礁にもう一つやっかいな問題、それは海洋酸性化という問題です。

海洋酸性化とは地球温暖化により発生する二酸化炭素が海水に直接溶け込んでしまうことです。

海洋酸性化が起こるとサンゴ礁の石灰化が阻害されサンゴ礁にとっては大きな脅威となります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はサンゴ礁が元気に育つ環境は?白化現象が深刻化?についてまとめてみました。私たち一人ひとりの努力で地球温暖化や海洋酸性化阻止に取り組み、美しい地球を次世代に残したいものですね。

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