まさに大江キャデイの身にふりかかった悪夢というべきでしょうか。
女子プロゴルフ アース・モンダミンカップ(6月23日~6月26日)の初日に、大西葵プロが大江キャディに18番ホールのティーショットのあとで突然「いいよ、それ」(クラブバッグを担がなくて「いい」)と発したのである。
当初、マスコミは大江キャディが大声を張り上げ同組の選手や帯同キャディを脅すような行為をしたなど、問題が起きたのは大江キャディに全面的に非があるような書き方をしたのである。
カメラは見ていた。
鬼の形相 大西葵プロ18番ティーグラウンドで

問題の18番ホールのティーグラウンドの映像をみてほしい。
鬼のような形相をしている大西葵プロ。
両手は腰に添えて今にも爆発寸前の表情。
関西弁でいうならば「性悪ババア」丸出しの表情ですね。
弁明の機会すら与えない

大西:なにをそんなにイライラしてるの? バッグもってきてくれてありがとうで終わりじゃん!
大江:違う・・・
大西:何が違うの!
大西:★△△!〇〇###!!! 解読不明
同組選手:気にはなりつつも、同組の2選手ともティーショットはナイスショット!
さすが福田プロ。難なくフェアウェイにナイスショット。
次は森井プロのティショット。揉め事に気を取られ右にプッシュアウト・・・・っていうか!!!
森井プロのティーショットのインパクトの瞬間に、大西葵の罵声がかぶっているではないか!!!
これで森井プロは1打か2打損しているはずだ!

さあ、次は大西プロのティーショットの順番だ。
鬼の形相で怒りのティーショットが見ものだ!
あれ? さっきの鬼の形相から一転、今度は泣き落とし。(18番ティーグラウンドは静まり返る)
イチ、ニのサーーーーン!!!! あれーチーピン気味・・・・でボールは左のラフへ。
⇒ ひょっとして、このミスショットも大江キャディのせいにするの・・・・・?

※チーピンとは、初心者やアマチュアが左にボールを引っ掛けること。ボールの弾道が麻雀のチーピン(七筒子)に似ていることから一般的にこのように言われている。
問題はこの後
「いいよ、それ」
大西葵プロが18番ホールのティーショットを打ち終え、そそくさとフェアウェイに向かいながら大江キャディに発したセリフである。

この映像の流れから行くと、「いいよ、それ」・・・とは、私のゴルフバッグに触るな! とっとときえうせろ! という意味ですね。

さすが大西葵プロ。
自身の行動を正当化するため同伴競技者からの同情を先にゲットするための工作開始。
同伴競技者は表向きは同情しつつも、大西プロの激しい感情と行動をいまいち理解できない様子。
このように「いいよ、それ」が大江キャディへの実質上の解雇通告となったのです。
一連の流れ
全ては大西プロのシャンクに始まった

問題の場面に至るまで伏線があった?
実は、17番ホールで大西葵選手がシャンクをしでかしたのである。
※シャンクとは初心者やアマチュアが冒すミスショット。インパクトの瞬間にボールがクラブフェースにジャストミートせず、シャフト(根)に当たるため、ボールは目標に対し直角に近い状態で右に出ることをさす。
シャンクはアマチュアだけではなく、プロでもしばしばやらかしてしまうショットです。
ナイスショットとシャンクは紙一重ともいわれ、ある意味、うまくなればなるほど出やすいのがシャンクともいわれます。
映像には出ていませんが、大西プロはこのシャンク(自分の責任)に対して腹が立ち、自身のイライラを収まりきれずその矛先を大江キャディに向けたのではないでしょうか。
大江キャディの取った措置はルールに則ったまで
大江キャディはこのトラブルショットに対応するため、想定できる救済方法などに備え担いでいたバッグをトラブルポイントに敢えて置きプレー進行。

それを後続のキャディが、その意図を理解できずわざわざそのバッグ担ぎを前の組の大西葵プロ(大江キャディ)の元に届けたのである。
大江キャディにとってはまさに業務妨害。
(ゴルフのフール上、責められるとすれば、後続のキャディのはず。)
これに対して大江キャディが後続組のキャディに何らかの言葉を発したのでしょう。
大西葵プロの当初の言い分は、大江キャディが大声で同伴競技者や帯同者を怒鳴りつけて雰囲気を壊したと事実とかなり異なる説明でした。
「いいよ、それ」に至るまで
- 鬼の形相で仁王立ち(腕を両腰に添え、明らかに17番ホールに何かあったようだ)
- 大江キャディに文句を言う(大江キャディに反論の機会すら与えない)
- 鬼の形相が収まったと思えば、今度は泣き落とし
- チーピンショット(自分の責任)
- 振り向きもせず足早にティーグラウンドをあとにする(怒りの矛先を大西キャディに)
- いいよ、それ (ミスショットの八つ当たりでキャディをクビに????!!!!)
- キャデイ交代する(帯同していたコーチに交代)
- 持っていたドライバーをバッグに叩き入れる
当初はマスコミもほとんどが大江バッシング

大江キャディだけが悪者のような扱いだった
この一件は、当初、大江キャディがの振る舞いが同じ組の女子プロや帯同キャディに不快感を与え、高圧的な態度と大声を張り上げたりしたなど、あらゆるバッシングを書き上げました。

ある記事なんかは「大江キャディの職場放棄」という内容で大々的に報道がされたりしました。
YOU TUBE がアップロードされてから
ところがこの問題の映像がYOU TUBEにアップされると、大西葵プロが感情を抑えきれずに一方的に解雇したとの見解が一気に支配しました。

大江キャディにとってはむしろとばっちりで、ヒステリックな感情をコントロールできない大西プロの怒りの矛先が大江キャディに向いたと判断できます。
JLPGAの裁定

この問題の一件から約1ヶ月経過してJLPGAは双方に注意処分としての裁定を下しました。
この処分が出たあと、大西葵プロは自身のインスタグラムに謝罪文を掲載しましたが、その内容には大江キャディにも謝って欲しいとの内容が含まれていたため「炎上」しています。
JLPGAは相変わらずの中途半端な裁定。
ファンはがっかり。

まとめ
いかがでしょうか。今回はアース・モンダミンカップの初日、プレー途中で解雇された大西キャディと問題のシーンについて触れてみました。
あとは視聴者のご判断によりますが、どうやら大西葵プロが一方的に大江キャディを解雇したようにみえますね。
こんな不条理なことサラリーマンの世界でもありますね。
一日も早く、大江キャディの名誉が回復されることを祈ります。
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